第84回日本呼吸器学会・日本結核 非結核性抗酸菌症学会
九州支部 春季学術講演会
会長 森本泰夫
(産業医科大学 産業生態科学研究所 呼吸病態学 所長・教授)
第84回日本呼吸器学会・日本結核 非結核性抗酸菌症学会九州支部 春季学術講演会を第83回秋季学術講演会に引き続き北九州国際会議場にて2020年3月14日(土)に開催させていただきます。今回は、日本結核病学会から日本結核 非結核性抗酸菌症学会に学会名が変更された最初の九州支部学術講演会であり、こちらも気持ちを一新して邁進する所存です。
招請講演では、本学学長で石綿研究や産業医学に関してわが国の第一人者である東敏昭先生に、石綿に関わる講演をお願いしております。特別講演は3演題を企画しており、新潟大学医歯学総合病院センター部長・教授である中田光先生に“肺胞蛋白症の病態解明から診断・治療”、東北大学産業医学分野教授 黒澤一先生には“COPDの診断と治療”、近畿中央呼吸器センター 臨床研究センター長 井上義一先生には“肺線維症の診断治療を巡る最新情報: 早期病変と進行性線維化性フェノタイプ”というテーマで講演していただきます。各分野においてご高名な先生方ですので、最新のトピックを講演していただけると考えております。
シンポジウムは、テーマを“細菌性呼吸感染症の進歩と課題”として、九州の新進気鋭の先生方に講演をお願いしております。共催セミナーにおいてもCOPD・気管支喘息、肺がんなど、ランチョンセミナー3題、アフタヌーンセミナー2題を予定しております。さらに禁煙、感染症、働き方改革における治療と仕事の両立支援、韓国でおこった加湿器殺菌剤による急性呼吸不全(その後)などの講演も併せて企画しております。
このように職域環境を含め様々な呼吸器疾患の講演を用意させていただき、内容の充実化を図っております。是非、多くの方のご参加と演題の応募を期待しております。
3月の北九州は、玄界灘の海の幸が堪能でき、門司港レトロのイルミネーション、気軽に楽しめる角打ち体験、日本三大カルスト台地の一つである平尾台、アインシュタインが宿泊した旧門司三井倶楽部、童心に返ることができる北九州市漫画ミュージアムなど食に観光に楽しさ満載です。学会のみならず北九州市も満喫していただければ幸いです。